住宅やアパートなどの集合住宅の外壁の種類は、大きく分けて2種類ございます。
①サイディングボードの外壁 ②モルタルの外壁
サイディングボードは、コーキング打替えが外壁塗装と共に発生するのが、特徴です。
モルタルの外壁は、クラックの処理をしっかりしてから塗装を行います。
下記のような状態が見られたら注意が必要です!
サイディングボード・・・コーキング部分の剥がれ、割れに注意!!
モルタル・・・クラック(ひび割れ)に注意!!
→このような状態のままメンテナンスを行わないと、雨漏りが発生したり、建物の老朽化が進んでしまう恐れがございます。。。
塗料や仕上げ方の考え方もマンション、ビルなどとほぼ同様であり、しっかりとした下地を作ってから「塗り替え」をする。
こういったところに注意をして、次のメンテナンス時期をいつに設定するか??
色あせ、汚れなどは性能はどうなっているか??この辺りを考慮しながら外壁塗装の方向性を定めていくとよろしいでしょう!!
YouTubeでも施工方法をご紹介しております!
①サイディングボード外壁の塗り替え
サイディングボードの塗り替えの考えとしても、多種多様にございまして大きく分けると2種類の仕上げが存在をします。
一つは、クリアーで現在の意匠性を存続させる塗り替え工事。もう一方は、上記にもありました色のついた塗料で塗る方法です。
クリアーに関しましては、既存ボードが色あせをしていない事と、劣化状態が激しくないのが条件になります。立地条件にもよりますが、10年前後が目安になるでしょうか。
また、色のついた塗料で塗る方法は好きな色が選べて、ボードによっては2色での仕上げもできる場合がございます。
仕上げの塗料も星の数ほどある「塗材」の中からお好きな塗料をお選びいただけます。
コーキングの打替えに関しまして、いろんな考え方がございます。
外壁を仕上げてから「後打替え」にするか・・・。先にコーキングを仕上げてから、外壁塗装をするかの「先打替え」・・・。
あまりメーカーもコーキングの上に塗料を乗せる事を推奨していない事(性質の違いで割れやすい為)からも、後打替えを基本とはしておりますが、仕上げの際に先に打替えが必要な場合は特殊な下処理を行ってから仕上げるようにしています。
窯業系サイディングのコーキング材に関しましては、耐久性に非常に優れている「オートンイクシード」をお薦めしています。
半端ない伸び縮みをするコーキング材で、「コーキング切れ」というトラブルからも目地周辺、サッシ廻りを守ってくれる事でしょう!!
②モルタル外壁の塗り替え
モルタル壁面の外壁塗り替え工事は、基本的にリシン模様やジョリパット壁面が一般的になっています。
塗りかえの際の注意点として、ひび割れなどのクラックをしっかりと処理を行うという点が、サイディングボードの外壁塗装で異なる点です。
また、ジョリパット外壁となど艶消しの意匠性のある壁面を、風合いを変えずに塗り替えをする旨のご要望も少なくありません。
塗りかえの方法としては、大きく分けて2通りです。「ピカピカ」にするか、「風合いを保つ」かです。
通常の塗材である仕上げ材で塗り替えをするか??または、ジョリパット外壁などは、骨材入り専用塗材の「ジョリパットフレッシュ」などで塗り替えをするか??
「ピカピカ」にする外壁塗装の中には、塗料によってではありますが、艶調整をして落ち着いた感じにする事も可能です。
一般的には5分艶、3分艶などで、塗料によっては最初から艶消し「シルクウォール」や「ナノコンポジットW」などが有名なところです。
外観に合わせてあまりピカピカは・・・。という方は艶の調整をご検討なさってはいかがでしょうか??