ランデックスコート パタパタとコンクリート打放し塗装
ランデックスコート パタパタとコンクリート打放し塗装
こんにちは!塗りかえ専門店 佐藤塗装店 佐藤です。
この度、横浜市青葉区にお住まいの閑静な住宅街にお住まいのお客様より、打放しコンクリート住宅の塗り替え工事のご相談をいただきました。
築年数として50年近くが経過しているそうで、今までにも「雨漏り」などのトラブルは過去に発生しているそうです。
いろいろとお話しをお伺いして、今すべき工事の方向性を探る事になります。
以下、工事後はこうなりましたよ~という事をご紹介させていただきます。
↓ 工事完了後 打放しコンクリート外壁塗装
⇒ 施工事例.2 車庫擁壁の改修工事 ランデックスコート仕上げ
↓ コンクリート打ち放し塗装の動画です!
1. 工事の内容として
まず、RC造の外壁面は「コンクリート打放し」と呼ばれる壁面の種類になります。打放し仕上げはモダンでありながらもそのお手入れが特殊である事からも外壁塗装をする際には、注意しなくてはならない点などがございます。
方法としていくつかの候補がございますので、ここにご紹介させていただきます。
*べったりグレーで塗る場合
*撥水材で防水性を高める場合
*意匠性の仕上げ「ランデックスコート」で仕上げる場合
ベッタリとグレーで塗る場合は簡単です。何しろお好きな塗料、適した塗料でグレーに塗るだけの仕上りです。マットな感じになりますが、コンクリート打放しの風合いは全く無くなります。
(職人さんのあいだでは、「え!!これ塗っちゃうの??もったいないよね!!」と言われるww 仕上げです)
また、撥水仕上げの場合下地がとっても大事になります。新築時より間もないケースではこの仕上げでよろしいかと思います。ただ、雨漏りがしてしまったり劣化、」風化が進む壁面には不向きとも言えます。
最終的に残っている「ランデックスコート」を今回は採用しているのですが、この仕上げは打放しコンクリートの風合いを手作業で意匠する所にあり、とてもカッコよくなるのが特徴です。劣化と風化が進行しておりましたので、下地処理からバッチリと新築時の輝きを取り戻すという事が外壁塗装テーマとなりました!
↑ 「門塀」をランデックスコートで仕上げている作業動画です
2. 既存の状態
既存の状態は、あちらこちらに補修箇所がありました。ご主人さまにお話しを伺ったところ、以前に雨漏りや、予備軍があったらしく壁の手直し箇所が複数ございました。
・お客様のご要望は、コンクリート打放しの風合いにはこだわりたい。
・風合いが損なわれて安っぽくならないようにしたい。
このようなご意見、ご要望のもと今回の工事では意匠性を高める事はもちろんの事ですが、そういった防水性を高める工事も含めご提案と施工をさせていただきました。
塀の笠木も破損個所があります。こちらも左官成形をし直してランデックスコートで仕上げる事になりました。また、余談になりますが塀をジョリパットで仕上げる方法などもご検討いただきました。
外壁塗装=ランデックス意匠性の仕上げ
塀塗装=ジョリパット(コテ)の模様など
こちらに関しましては、外壁の仕上がり具合を見てお決め頂きましたが、最終的には一体感があるコンクリート打放し仕上げで統一をしたいとの事で壁面関連は「ランデックスFC特殊工法」で仕上げを行いました!!
↑ 屋上 (隙間あり??)
↑ 基礎部分はコンクリートの剥がれ
↑ 写真では確認しづらいのですが「爆裂」もありました。
*爆裂とは、あるキャラクターの必殺技のようなネーミングがついていますが、コンクリート壁面のひび割れ、クラックより雨水が浸水したのち中の鉄筋が腐食して膨張、コンクリート破裂する事を言います。
コンクリート壁面で一番気を付けなくてはならない事項になります。
(要するに防水性を高めましょう!!という事です)
↑ 鉄骨、鉄柱などの錆、剥離
錆をほっておくと腐食で穴が空く・・・・。というのは有名な事ですが、金属製の樋には穴がございました。
さて、これらを新築時のように輝かせる為に、たくさんの労力を必要としました。
今回の工事の内容、作業内容なども含めご紹介させていただきます。
RC打放しコンクリート住宅 外壁塗装
・外壁 ランデックスFC特殊工法
(下地処理としてカチオンセメント平滑)
・屋上 防水トップ塗り替え工事
・バルコニー ウレタン防水+長尺シート(タキストロンNA)
・シーリング工事
(躯体、サッシ廻り 変性シリコン打替え)
・付帯部塗装 天井、樋(竪樋)、門扉、その他
・左官工事
(笠木成形、外壁成形工事、その他)
・板金工事
今回お選びいただいた色は「ホワイトno.30 艶消し」を基本塗装として、工事を進めていくことになります。
↓ 今回の作業動画になります!
【ランデックスコートFC特殊工法 打放しコンクリート外壁塗装】
3. ランデックスコートFC特殊工法 外壁塗装
↑ 既存壁面
↑ 工事後の壁面
まず、既存の壁面の外壁下地処理を行いました。築年数50年の劣化をスベスベの壁面にするべく、カチオンセメントで全面塗り(その前には傷んでいる箇所を補修塗り)を行いました。工程は下記のようになります。
【作業工程】
1. 洗浄工事
2. 養生
3. カチオンセメント補修塗り、全面塗り、各部左官補修
4. 機械研磨、手作業研磨、粉塵清掃
5. 下塗り(プライマー)
6. 中塗り(疎水材)
7. 中塗り2(ベース材塗装×2層)
8. パタパタ(模様付け×2層)
9. 上塗り(疎水材)
10. 養生剥がし、清掃、完成
カチオンセメント補修塗り、各部左官補修
↑ カチオンセメント 補修塗り及び全面シゴキ
↑ 全面塗り
↑ 爆裂補修
↑ 笠木補修
↑ 基礎 剥離部分補修
↑ 霧除け補修
↑ バルコニー床 傾斜補修全面
研摩作業、下地処理
↑ 機械研磨、手作業研磨
ここまでが下地処理となり、仕上りの肌具合が決まるのはここで如何に時間を掛けるかになります。もちろん劣化具合や、下地の状況で判断をしてここまでの事をしなくても良い場合もございます。
下塗り、中塗り(疎水材)、ベース塗装
模様付け ランデックスコート パタパタ
4. 付帯部塗装、防水工事、シーリング工事他
シーリング工事
各部塗装工事
屋上、バルコニー防水工事
5. 打放しコンクリート塗装工事の完成
RC打放しコンクリート住宅 外壁塗装
・外壁 ランデックスFC特殊工法
(下地処理としてカチオンセメント平滑)
・屋上 防水トップ塗り替え工事
・バルコニー ウレタン防水+長尺シート(タキストロンNA)
・シーリング工事
(躯体、サッシ廻り 変性シリコン打替え)
・付帯部塗装 天井、樋(竪樋)、門扉、その他
・左官工事
(笠木成形、外壁成形工事、その他)
・板金工事
この度は大変お世話になりました。丁寧にかつ綺麗に仕上げていただき、家がまるで生き返ったようで家族全員大変喜んでいます!!
佐藤さんはじめ現場の職人さんには丁寧な作業をしていただきまして、ありがとうございました。
これから大切に使っていきたいと思います!!以下、担当佐藤より
K様大変貴重なご意見を頂戴したこと、大変嬉しく思います。
また、大変お喜びになられているとの事、私たちのゴール地点はここなんだなと改めて実感しております!!
この度は佐藤塗装店をご指名、工事のご依頼を頂きまして誠にありがとうございました!!(#^^#)
↑ 今回の作業動画です
今回のように、お客様のご要望をカタチにするのも私たちのお仕事です!!
どうぞお気軽にコンクリート打放し壁面の塗り替え、ジョリパット外壁塗装の事、タイル張り工事の事、ダイノックシートの事、マンションやビルの塗り替え、改修工事の事などお気軽にご相談ください。
職人にしか出来ない「技」をお客様の「喜び」に変えるのは、現場で汗する私たちにしかできない事です!!建物を綺麗にした喜び、お客様の笑顔、その全てが私たち職人としての使命だと思います!!
【東京23区、川崎市、横浜市の「塗りかえ専門店」】
佐藤塗装店では私たちができる「塗装」を考え、お客様に最高のサービスでお応えできるように、スタッフ一同頑張っております!外壁塗装、内装塗装、屋根塗装、防水工事のことなら株式会社佐藤塗装店へご相談ください。