スレート屋根の剥がれ。これは塗装できるの??
こんにちは。塗りかえ専門店 佐藤塗装店 佐藤です!!
住宅で主流であるスレート屋根材「カラーベスト」「コロニアル」ですが、私たち塗りかえをメインに営業している塗装屋が、最近目にするのは「こ、コレ塗れる・・・??」というものです・・・。
いえ、間違っても「コレ、塗れないよね~!!(泣)」でしたね。
なぜこのような事が起こっているのか?そのあたりを事例なども踏まえてご紹介させていただきます。
1. スレート瓦コロニアル屋根で起こっている現状
屋根材で現在もっとも使用されているであろう、スレート瓦のコロニアル(屋根の名称)ですが今から20年以上前の同屋根材ではこのような事は皆無であったと記憶しております。そう、ある時期に「アスベスト規制」(2004年、2006年)が施行されてから強度不足の屋根材が出回り、現状のような割れ、欠けの多い屋根で施工が余儀なくされる現状でございます。
↓ 正常な屋根材
↓ 屋根の剥がれ
表層の剥がれ、劣化が起きているのはニチハの「パミール」という屋根材です。
こうなってしまうと塗装はNGです。
というより、この屋根材自体が塗装NGであります。
剥がれていたり、反り返っていたり、表層が剥離していたり、劣化して屋根材が欠けていたり、場合によっては部分補修を施し、塗装をすることが可能ですが全面の剥がれであるとこれがまた厄介なもので、「屋根を張り替えるしかない」という選択肢しか残されないケースも多々ございます。
↑ 屋根材裏側より劣化が進んだ様子 築10年です
アスベスト規制後の「ノンアスベスト屋根材」
↑ 踏むと割れるという非常の脆い状態です。築10年
↑ 表層の剥離(ミルフィーユ状態と言うそうです) 築8年です
幸いに部分的補修で済めば費用も抑えられますが、全面葺き替えともなれば、さぁ大変!!
↑ 35年経っているアスベスト入り屋根材のほうがよっぽど頑丈です(笑)
屋根に上がるだけでバリバリと割れるケースも・・・・。築16年
この原因ですが、上記で申し上げました通り明らかになっています。
数年前に「アスベスト規制」(2004年、2006年)によって、材料に強度を高めるためのアスベストが使えなくなってしまった為と屋根担当の方からお聞きしました。で、カラーベスト、コロニアルに不良が生じた住宅というのは、実は築年数の若い住宅(およそ20年前くらいに新築を建てた)以前の方が、要するにノンアスベストのカラーベスト、コロニアル材が使用されていて、ここにきて上記のようなトラブルが多く発生しています。
屋根自体なかなかお客様自身では見れませんし、塗り替えの際には注意をしなくてはなりません。
屋根の事でお悩みでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。
2. スレート屋根の剥がれ対策と考え方
ノンアスベスト屋根が主流であり、強度が不足している屋根材が出回っているのは上記の通りです。
全部が上記のようになっている訳ではございませんが、先々のメンテナンスを考えなくてはいけない屋根材である事が分かりました。
では、どのようにメンテナンスをしていけば良いのか、下記にまとめてみました。
スレート瓦屋根の耐用年数20年~30年と言われております。
2・屋根を葺き替えする(新しく屋根材を変える)
3・上から金属屋根を被せる(カバー工法)
1・メンテナンスをする屋根材が健全な状態であれば、補修と塗り替えで問題はございません。
この場合、通常の屋根塗料や遮熱、断熱塗料(機能性塗料)を選択してお好きな色でメンテナンス出来ます。
2・屋根の葺き替えですが、既存屋根の撤去がございますのでその分の費用が掛かります。
仕上げの屋根材はどれを選んでも良く、選択肢の幅は色々とございます。
3・屋根の上から屋根を被せる方法は、近年増えてきており金属屋根の軽い屋根を被せる工事方法です。
金属屋根の各種よりお選びいただけます。また、屋根の撤去費用も掛からない点も魅力の一つです。
先ほどの剥がれが生じた屋根は、アイジー工業「スーパーガルテクト」にて葺き替えさせていただきました!!
↓ アイジー工業「スーパーガルテクト」
【結論】
築年数の若いお宅での屋根塗装は注意が必要でございます。特に、メンテナンスで塗装がNGである屋根材も数多くあるのも事実であります。少々の剥がれがありながらも、無理やり塗ってしまって数年のうちに再度葺き替えを余儀なくされたお客様もいらっしゃいました。
屋根の専門家に見てもらい、今後のメンテナンスの判断をしてもらうのが、よろしいかと思われます。「ウチの屋根は塗装しても平気かしら??」とお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。
3. 屋根工事を行った施工事例
ここからは、実際の屋根の工事を行いました施工事例になります。
割れや欠け、屋根の不良が起こっている場合、塗る事はできませんので、新しい屋根材に葺き替えをする事をお勧めしております。
葺き替え、カバー工法いろいろございますが、金属屋根などの軽量屋根をカバーで葺き替えするケースも多くなってきました。
・築年数12年目に金属屋根のカバー工法を行いました!!
アイジー工業「スーパーガルテクト」
・同じく築12年目の金属屋根カバー工法の施工
・
アイジー工業「スーパーガルテクト」を使用しました!!
・築年数17年目のお客様はD‘Sルーフィング 「ディプロマットスター」カフェでの施工
こちらの屋根材は、ジョリパット外壁にとっても相性が良いとの印象です!!
以上、屋根の剥がれについての記述でございました!
今回のようにお客様宅の屋根に異常を見つけるのも私たちのお仕事です!!
どうぞお気軽に塗装の事、建物の事お気軽にご相談ください!!
職人にしか出来ない「技」をお客様の「喜び」に変えるのは、現場で汗する私たちにしかできない事です!!建物を綺麗にした喜び、お客様の笑顔、その全てが私たち職人としての使命だと思います!!
【東京23区、川崎市、横浜市の「塗りかえ専門店」】
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